2013年4月29日月曜日

対エスペランサ戦

昨日行われたクラブユース選手権関東1次リーグ第3節は神奈川のエスペランサさんと対戦し、11-0の大勝を収めることができました!!

今日の試合も前節に続き入り方の難しい試合になりました。
こういう時って何が難しいかっていうのは精神面。
起因するものはその時々で違うんだけど、どこかでメンタルがフィット出来ないことがある。それはプロの世界でも往々にして起こることだと思うけど。

そんな時、いつも僕がブラジルにいた時代のサントスFCを思い出します。
当時のサントスは南米で今のFCバルセロナくらい強かった。
そのチームを率いてたのはのちにレアル・マドリーでも監督をしたブラジルの名将ルッシェンブルゴ。

彼はこの時チームが0-0だろうが7-0だろうが、選手にベストを求めていました。怠慢なプレー、緊張感や集中力を欠いたミスには中心選手だろうが控え選手だろうが区別なく叱責していました。
(監督のやり方は人それぞれの個性があってのものだから、監督について云々言いたいわけじゃないです)

だから今のバルサもそうだし、当時のサントスもそうだけど、全体が連動して1タッチ2タッチでボールをチンチンに回して、時折選手の個性を生かしたプレーも織り交ぜゴールを量産していた。
ボールを失った時も後ろの選手がしっかり準備していて、他の選手の攻守の切り替えも早くすぐにボールを奪い返してしまう。

昨日は皆のそんなプレーが見たかったなと個人的には思いました。
相手がトリプレッタの選手の体に触れることすら出来ないくらい、相手を外して、連動して(みんなの個性を生かして)ボールを動かしていく。

相手がどこであろうと関係なくメンタル面で常にベストを出す。隙を作らない。
細かい修正点を言い出すときりがなくなってしまうけど、もっと細部にこだわってやって欲しいと思います。

そんな中、ポジティブなプレーを見られました。
健太は今日みたいに真ん中でボールを受けれてパスを前に繋ぐことができたのが素晴らしかった。そのプレーをどんどん磨いて欲しいな。
何故かというと、それが出来るとなかじと俊太朗がボールを受ける位置が高くなってチーム全体の攻撃力が増すから。

大貴のプレーも良かった!
大貴はサイドの深い位置で受けて勝負するのがストロングポイントだから、中途半端なことはせず今日みたいにやり切って欲しな。
ただ悪いプレーになってしまう時はプレーが中途半端になってしまう時。
相手が2人3人と集まってきてるのにドリブルをしてしまう時。(それだけ集まっていれば必ずどこかにフリーの味方がいるはず)

勝負する局面と、味方に預けて次の局面に顔を出すプレーの判断が少し遅いと思います。
ボールが自分の所に来てる(ボールが流れてる)時、ドリブルで少し詰まってる時に少し顔を上げて周りの状況を見てみな。
必ずプレーの幅が広がって自分が楽になると思います。

これでまだコメントしてない3年生はあと久保田と竣太の2人だね。
GK3人が3年生と難しいけど、2人が出るのを待ってます!
誰が出るかは監督の判断だけど、1人1人の成長の手助けをするのが自分の仕事だから、少しでも力になれればと思います。

それと友輔、ろんぺい、ゴールおめでとう!

今日は1年生のフレッシュカップ。
Aチームの試合を半ば他人事のように見ていた1年生もいるかもしれないけど、この大会では良いプレーをして自信を得る選手、良いプレーが出来なくて悔しい思いをする選手、出場時間が短いor出れなくて悔しい思いをする選手いろいろ出てくると思います。

それぞれ経験する事を自分の成長に繋げて欲しいと思います。
1日でも早く、1人でも多く今のAチームのレギュラーの選手のポジションを脅かす選手が出てくることを期待しています。

今日も頑張って!!

2013年4月22日月曜日

対常総アイデンティ戦

今日はトリプレッタのクラブユース選手権の関東1次リーグの為、茨城の神栖まで日帰りで行ってきました。

長い距離を移動したり、普段と違うシチュエーションになると、チームとしてふわっとした雰囲気が生まれて試合に上手く入れない事が往々にしてあるので心配していましたが、アップ中に「もっと気を引き締めてやろう」というニュアンスの声掛けが誰かから聞こえてきたのは嬉しかったです。


でも、その脇でトレーニングをしていたスタメン以外の選手達の様子がとても残念でした。
あのトレーニングの中に彼らが試合に出る為に向上させる必要があるものが沢山詰まっているのに、今日に限らずいつもトレーニングが遊びになってしまう。。。

たぶん俺の言う事に耳を傾けないだろうと思って言わなかったけど、あれではいつまで経っても試合に出れるようにならない。
「今の実力のままでも監督にアピールすれば、上の代の人が抜ければ自分も試合に出れる」というように思ってるのかどうかは知らないけど、もっと上達しなければ試合に出れないと個人的には思うな。

今日の試合は控えの選手を早めにアップさせる状況だったので、全部ちゃんと見れていたわけではないけど、今日の俊太朗のプレーはいつもよりゴールに意識が向いてる印象で、その甲斐あってか先制点を取ってくれました!
あれは嬉しかったな笑
俊太朗には攻撃を組み立てる役割もあるけれど、得点を取れるようになる為には状況を見て崩しや組み立ての所には敢えて参加せず、最後にフィニッシュ出来るポジションに入るという事ができれば、もっともっと得点チャンスが増えると思うな。
それは今日点を取ったなかじにも言える事だけど。なかじもあの場面に入るところをほとんど見たことがなかったんで嬉しかったです笑


先制点は取れたものの、ゴール前を固める相手になかなか思うような展開になっていきませんでした。
後半に監督から「もっと広げて」という声も聞こえたし、今日の帰りに今日の試合とFC東京戦のDVDを見て改めて思ったけど、サイドの選手がもう5m、10m高い位置でボールを受けられたら、だいぶ局面が変わるかなと。
相手のサイドバックの選手の前でボールを受けるのと、相手ディフェンスラインに並んだポジションでボールを受けるのとじゃ全然相手への脅威が変わるんだよね。背後を取られたらもっと嫌なのはもちろんだけど。

ディフェンスに関しては、まだまだ危機管理が甘い印象でした。前半に何度も監督から言われてたけど笑
自分達の攻撃時にもっと相手の前線の選手にしっかり付いて、相手の攻撃の芽を摘んでいかないと、あれではもっと強い相手だと簡単にキープされて、相手にペースを握られてしまうと思うな。
外から見てるとまだまだ「付いてるつもり」にしか見えなかったです。
その為にはディフェンスラインがもっともっとコーチングのレベルを上げないと、もっと細かいコーチングが出来るようにならないといけないと思います。

ろんぺいは少しづつ試合に慣れてきてるのかなという印象を受けたけど、プレーがもっとゴールに向かったものになれば、もっと良いプレーが出てくるんじゃないかなと思いました。

そんな中、今まで出場機会に恵まれなかった3年生もチャンスを得ることが出来ました。
よしたくはせっかくあんなにスピードがあるんだから、もっとサイドの高い位置でボールを受ける事が出来れば、そこでスピードを生かして仕掛ける事が出来ればもっと脅威になると思うのに、ってたぶん本人を自覚してると思うけど笑
そう生きる場所は中央でもないし、パスの出してでもないんです!

げんとはその恵まれた体格は間違いなく武器になるんだから、その武器を生かす為にも、もっともっとアンテナを張り巡らせて、いろんな事に対して敏感になり、気付けるようになると良いね!

しんごはハーフタイム中にアドバイスをした事をやろうとしてた事が伝わってきました笑
何か週末だけしか行かないと、毎日一緒にやってた時と違って俺の言う事に耳を傾けてくれるのかな?と遠慮してしまって、なかなか積極的に言う事が出来ないけど、もし自分にアドバイス出来ることがあったら少しでも力になりたいとは思ってるんで、プレーで迷ったり、分からない事があれば聞きに来てくれると有難いです笑

そんな中4-0としっかりと勝つことが出来たのは素晴らしいと思いました!!
でも、もっと嬉しかったのは今日も点を取った広一から試合後に「今日は何も出来なかったです」という言葉が聞けた事。

そう、まだまだやる事はいっぱいあるんです!
悲観する事はないけど、もっともっと貪欲にやっていきましょう!!

もう準備は始まってるよ。明日監督がいないからって遊びじゃないよ笑
遊びは練習が終わってからね!

お疲れ様でした(^^)/

2013年4月14日日曜日

目の前の1歩と先を見る事

久しぶりに更新の為にブログ開いたら、放置していたにも関わらず見ていて下さってた方々がいた・・・(><)
すみません&ありがとうございます!

最近はビジネスマンとして「こうなりたい」自分に対して、「今の」自分の課題が多すぎてどう手を付けて良いのやらと考えると目の前が真っ暗でやる気も失せてきそうになりながらも、立ち止まってる暇もないので、とにかく1歩でも前に進もうと目の前の事と未来の為の事を1つずつ取り組んでいる日々です。
そうやてるとホント「もっともっと時間が欲しい」と最近スゴく思います(笑)

というわけで(?)、今日はコーチのお手伝いをしているトリプレッタのクラブユース選手権という全国大会の関東予選1次リーグの初戦でした。
相手はJ下部組織の湘南ベルマーレ。

結果はDFの大遥のPKで1-0で勝ちましたv
木曜日に行われたもう1つの公式戦Tリーグに続いての2試合連続での無失点勝利は失点の多かった去年のチームよりもタフさが出てきたのかなと感じる所です。

勝利は喜ばしい事ではあるんだけど、それと同時に物凄く不安になる自分もいます。
たしかに「勝利」は成功体験から得られる自信や勝者のメンタリティーを植え付ける上でとても大切なんだけれど、同時に課題や修正点がうやむやになってしまう事も・・・

このチームの目標はあくまで「全国大会出場」(俺的にはもっと高みを目指して欲しいんだけど)。

この目標を達成する為に必要な力に対しての現在地はどの辺りにいるんだろうか?
僕が感じる所ではまだ東京ヴェルディやFC東京に大敗した時とそんなに変わらないように映る。(あくまで個人的な感想ね)

だからこそ目の前の勝利に貪欲になりつつも、しっかりその先も見据え続けて欲しいなと思う。

今日のスタメンで言えば、宇田川にはもっともっとセービング、コーチングに磨きをかけつつもっと堂々とプレーして欲しいし、祐斉と真壁には1対1の守備力とビルドアップ能力をもっとレベルアップして欲しいし、玉と大遥には攻撃時にもっとアンテナ張ってリスク管理するのと、今はクリアしているボールを味方に繋ぐ余裕を持てるくらいになって欲しいし(玉はビルドアップも)、(佐藤)健太には相手の攻撃の起点をもっと潰せるように守備範囲(視野)を広げて欲しいし、なかじと俊太朗には上手い選手で終わる事なくもっと自分も点を取る事に貪欲になって欲しいし、広一には今日の試合のように苦しい時間帯で決めきれる決定力をもっと磨いて欲しいし、薫平は気持ちが強いプレーは頼もしいんだけど、もうちょっと冷静になればもっと点を取れるのになと思ったり、ろんぺいはスタートから出始めたばかりで経験はこれから積んでいくんだろうけど、フレッシュだからこそもっと貪欲に勝負して欲しいなと思ったりしています(今日1点取れそうな場面あったしね)。

そしてベンチやベンチ外だった選手は試合が出来なくてつまんないと思った奴もいるかもしれないけど、今日スタメンだった奴と比べてまだ何かが足りてないという事実をしっかり受け止めて、今出来る事を自分の成長の機会と捉えて最大限生かして欲しい。
スタメンに入る事が出来ればいつだって試合が出来るよ!


というような事を今日の最後に言おうかと思ったけど、今日の勝利に冷や水を浴びせるような気がして言えませんでした(^^;)

俺は1年や3年、スタメンやベンチ外全部関係なく後悔して欲しくないし、成長して欲しい。
だからこそ、(みんながどう思ってるか本当の所は分からないけど)もっと上手くなる事にもっと貪欲になって欲しいなと思います。

そんな事言ってる自分ももっと頑張れよって感じですが・・・笑