2010年4月1日木曜日

もう一つの家族

三年半いたブラジルには家族がいます。と言っても本物ではないですが・・
ブラジルでの最初のチームでの初日の事、チームはオフになっていて皆実家に帰る所でした。
そしたら、あるブラジル人が見ず知らずの俺に「一緒に俺んち行くか?」と誘ってきました。その時は、チームに残ってやる事もあったので、「いいよ」と断ったら、「じゃあ、クリスマス休暇の時に行こう!」と言ってきました。

1ヶ月のオフが終わり、チームが始動してからそいつとは仲良くなりました。彼の名はWilliamといいます。しかし、クリスマス前に俺が他チームに移籍したので、約束は消滅したと思っていたら、その当時お世話になっていた日系人の方が「篠くんがクリスマスに家に来るか心配してたぞ。Williamに電話してみな」と言われました。
当時まだポルトガル語がそんなに話せなかったので、電話は理解するのが難しくて抵抗があったけど、電話したら、「良いから来い!」と言われました。

そして、彼の実家に行くと彼の家族、親戚みんながすごく暖かい絆で結ばれていて、僕も家族のように迎えられました。 今でも自分のなかでその一家の影響は凄く受けています。
翌年のクリスマスは友達は実家に帰らなかったけど、友達やその家族に施されて友達抜きで遊びに行きました。
それからは、ブラジルにいる間は毎年クリスマスやオフをそこで過ごしました。

日本に帰ってから、たまに電話するといつもおばさんに「何で去年のクリスマス来なかったの!みんな待ってるんだから!」と怒られます(笑)そして、「私の息子なんだから!」と言われます。

昨日、寝る前にメールをチェックする為にPCを点けるとWilliamの妹がメッセンジャーで僕とチャットしてきました。嬉しくなって半年振りくらいに電話しました。
すると、ちょうど家族でイタリアに行って帰ってきたばかりでした。

なぜイタリアに行ったかというと、Williamは数年前からブラジルを離れ、家族を養う為にイタリアでフットサルをしているのです。
彼の家族は僕が知り合う少し前から、お父さんが体調を崩して仕事が出来なくなり、貧しい生活を送っていました。
それが今は家族(姉、妹、両親)を養い、イタリアに呼ぶまでになったんです。
今回はお姉さんは大学の都合で行けなかったみたいでしたが。お姉さんは僕と同い年で、大学から給料を貰いながら研究をしていて、最近(たぶん)博士号を取ったみたいで、しっかり者でとても同い年とは思えないです(^^;

イタリアでの滞在中、Williamのチームが2部から1部に昇格し、それを間近でみんな見たらしく大喜びしていました!
俺もそれを聞いてとても嬉しかったです!

そして、今回の電話でもおばさんに「今年のクリスマスは来れるの?」と聞かれ、「・・・たぶん」と言ったら、「ちゃんとお金貯めときなさいよ!親戚もみんな待ってるんだから!」と言われました。
今年は頑張らないと(><)

また長くなってしまいましたm(_ _)m

2 件のコメント:

  1. 異国にfamilyがいらっしゃるとは素敵ですね。
    ぜひ今年のクリスマスは…!頑張ってください♪

    そういえば…
    今日メトロポリタンでグルージャが何やらパーティをしてましたよ。きれいなお姉さま方が受付をしてました~ ^^ 

    色々な地域に滞在して、各地それぞれに友達がいるって、それもまた良いなあ…

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  2. いや~、何とかして行きたいですね~。
    仲良くなってもすぐにお別れするのは寂しいけど、いろんな土地を見れて、いろんな人に出会えるのは一つの財産ですね!盛岡でも良い思い出が出来ました!
    最近、もっともっと自分の知らない場所を見てみたいという好奇心が増してきてます(笑)

    グルージャは新シーズンのお披露目のパーティーだと思います!

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